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風が吹くとき

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私はこの映画を子供の時に観ました。
絵がとてもかわいらしく優しいタッチなのに
とてつもなく悲しく苦しい、という記憶があります。

イギリスの作家、レイモンド・ブリッグズ作。
「スノーマン」もこの方なんですよね。
とても好きだったな、あの優しい絵が。
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この映画(アニメーション)は放射線の恐ろしさをとてもリアルに
物静かに描いている作品なんです。

イギリスのある片田舎に住んでいる老夫婦が
核ミサイルの影響によって
徐々に弱っていく・・・観ていてなんとも辛くなる作品ですね。
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前にも書いていますが
戦争や武器といった人間の作り出した凶器・狂気は
優しく流れるのどかな日常を破滅させます。

人は何故争い戦うのでしょうか?
今もなお世界では戦争が起き、内戦状態の国もあります。
宗教の違い、同じ宗教の中でも何派と何派では違うからと言って
お互いを認め合おうとしません。

この作品は
1982年の作品だという事ですが
30年近く経った今だからこそもっと人々はこの映画の伝える意味を
知るべきなのではないかと思います。

放射能は、
今現在の日本に多大なる影響を与えています。
本当に恐ろしいもの。
ただ、放射能は浴びた人から外の人にはうつったりしません。
今深刻な問題の一つに
風評被害がありますよね。
大人達ももっと放射能などに対しての正しい知識を
身につけてほしいと思いました。
うつりもしないのに
福島から来た人達に対して
ひどい言動を振るう人がいる。
そういう小さな事がどんどん大きな問題になっていくのだと思う、
だから間違った情報に振り回されて
人を傷つける事はあってはならない事なのです。


一日も早く
原発の問題が収束する事を祈っています。
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by roswellgg | 2011-05-09 21:51 | Comments(0)

数あるブログの中から見つけて頂きありがとうございます。/シンガーソングライターのユウコ・ロサと申します。年間100本以上の映画を観ます。中でも特に印象深かった作品を中心にご紹介。なお掲載写真は引用されているものもありますのでご了承下さい。

by ユウコ・ロサ