ずいぶん前にブルーレイに録画したままだった映画。
山ほどある映画の中から厳選してもなお素晴らしい作品、観たい作品てたくさんあるから
なんとなくそのままだったのかな。
とにかく、先日「なんかこの映画観よう」と思い立って観始めたら
フィルムのカラーの色味や音楽、作品のストーリーすべてが完璧でした
ラルフはカトリック学校に通っているのだけど父親は戦死、母親は病気で入院中。
学校ではしょっちゅう校則を破るようなことをしていて校長室によく呼ばれている
ある日、ラルフは昏睡状態にある母親を目覚めさせたい一心で「奇跡」を起こそうと試みる。それはボストンマラソンに出場し、優勝するというもの。
それからというもの彼はマラソンを上達させるために努力を惜しまず奇跡を起こすための原則を授業中に聞いたり書籍で学んだり祈りについて学んだり。
「奇跡」って人間ではない神や天の力によって起こされる、と思いがちだけどそうではないってこの映画を観るとわかると思う。
願いや祈りはたしかに人知を超える力もあるかもしれない。でも何かをやると決めたら途中どんな困難があっても決してあきらめない。ひたすらそこに向かって継続していく。その彼のひたむきな行動こそが周りの人たちを巻き込みどこまでもその大いなる力がふくらんでいくパワーになる。
心が動かされる出来事に出合うってすごく素敵
ネタバレになるので詳しくは書けませんがカトリック学校が舞台だけど重くなくて結構笑えるシーンがところどころ入る明るめの作品ですよ^-^1953~1954年にかけての舞台背景ですが時代を感じさせる描写もたくさんあり当時を知らなくてもすっとこの世界観に入れる心温まる希望に溢れた物語です